今回は【複利の効果】とはなにかを分かりやすくまとめました。
アインシュタインは、次のような名言を残しています。
「複利は人類最大の発明。知っている人は複利で稼ぎ、知らない人は利息を払う」というように【複利の効果】は天才物理学者から見ても魅力的だったことが分かります。
複利の効果を上手に使い資産を増やしていきましょう!
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①複利とは?
複利とは、投資で出た利益を投資元本(初期の投資額)にプラスして再投資することです。
利益を再投資することで新たな利益が生み出され膨らんでいく効果が期待されます。
複利効果を理解するために、具体的な数字を用いて単利と比較してみましょう。
元本が1,000万円、利回り3%で5年運用したと仮定します。
単利の場合は毎年30万円ずつ利息を受け取りますので、元本1,000万円と受取利息150万円(30万円×5回)で、合計は1,150万円です。
一方、複利の場合は、毎年の利息を元本に加えて運用します。
5年運用した場合の元本の合計は1,159万円。単利よりも9万円多くなります。
これは単純に元本のみの計算になりますので、そこまで差はありませんがここに「配当金」や「運用益の再投資」を「長期間」行うことで複利の効果はもっと大きくなっていきます。
その効果について詳しく見ていきましょう。
②複利の効果を得る2つの方法
①配当金や運用益を再投資する
資産運用で生み出した「配当金」や「運用益」などの利益を再投資することにより元本を増やせます。
元本の増加に伴って運用できる資産も増え、結果的に複利の効果を得やすくなります。
利益や配当金は臨時収入となるので、使ってしまいたい気持ちになるのは分かります。しかしその利益や配当金を再投資に回すことで更なる利益を呼ぶことができます。
②長期的な運用を行う
複利の効果は時間と共に大きくなるという特徴があります。
そのため、長期的な資産運用が必要になります。
下記の図は、毎月1万円を貯蓄と積立投資(3%で複利運用)した場合の資産の増え方のグラフです。
20年目から差がどんどん開いているのがお分かりいただけると思います。
毎月1万円、運用利回りは3%と、比較的少ない金額、低い利回り設定をしているにも関わらず、50年後には2倍の差がでました。
運用資金が少なくても、時間をかけることで大きな利益を目指せるのです。様々なところで「投資は若いうちに始めたほうが有利」と言われる由縁でもあります。
複利の効果を利用した投資をしたいのであれば、長期運用を心がけましょう。
③「雪だるま式に増える」複利の効果
よく複利の効果として「雪だるま式に増える」と言われますがこれは、初めは手のひらに収まるほどの雪玉を、雪の上で転がしていくと
あっという間に大きくなっていきます。
雪玉を転がせば、表面に雪が付着して表面積が大きくなり、それと共に付着する雪の量も増えていきます。
この雪だるまのように、元本に利息がついた後、次は利息を含めて運用していけば、元本が膨らみ運用益も増えていきます。
先ほど「時間をかけることで大きな利益を目指せるのです」と言ったように、投資期間が長ければ長いほど雪だるま式に資産は
増え、複利の効果が働いて大きくなっていきます。
【時間はお金に変わるのです!】
④まとめ
資産運用における複利効果がいかに大事かお分かり頂けたでしょうか。
「複利効果」を最大限発揮するには「時間」を味方につけることです。
資産を効率的に増やすためにも、今回お伝えした「複利」を活用してみてください。
⑤最後に
ほとんどの人が投資の種銭を作ろうとせず、「お金に働いてもらう」ことを実感しないまま一生を終えます。
20代、30代で作ったこの小さな雪だるまは40代、50代で大きな雪だるまとなります。
今、始めることであなたが働いてるあいだに、あなたの「お金」も働き出すことができます。